複数の市場でSNSキャンペーンをローカライズして広げるには、すべてのコンテンツを3つのレベルに振り分けます。翻訳する、調整する、現地発で作るの3つです。翻訳は全部に行います。調整は、手間をかける価値のある市場だけ。ゼロからの制作は、上位1〜2市場に絞ります。こうすれば、コストを成果に見合った大きさに保てます。
要点: レベル1は、全市場での翻訳と、現地時間での投稿です。レベル2は、優先市場でのビジュアル、フォーマット、事例の調整です。レベル3は、上位1〜2市場での現地発の制作です。市場ごとに専用のブランドとタイムゾーンを持たせ、1つのカレンダーで運用しましょう。
3つのレベルと、それぞれで変わること
| レベル | 変わること | 担当 | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| 1. 翻訳 | キャプション、CTA、ハッシュタグ、リンク | AIの下書きをネイティブスピーカーが確認 | すべての市場 |
| 2. 調整 | 画像、事例、フォーマット、日付、通貨、オファー | 現地のマーケターやフリーランス | 優先市場 |
| 3. 現地発で作る | コンセプト、トーン、クリエイター、トレンド | 現地のクリエイティブ担当や現地チーム | 上位1〜2市場 |
多くのブランドは、全市場でいきなりレベル3に飛びつきます。そして2か月目に予算が尽きて、バラバラな投稿だけが残ります。どの市場もレベル1から始めれば、1週間で各チャンネルに土台ができます。
レベル1:翻訳して、現地時間に投稿する
翻訳だけでは、ローカライズとは言えません。それでも、成果を動かせる最も安い一歩です。どの市場でも、次の4つを行いましょう。
- キャプションとCTAを翻訳して、ネイティブスピーカーに確認してもらいます。ブランドボイスをもとにしたAIの下書きなら時間を節約できますが、トーンや言い回しは人の目で直す必要があります。
- ハッシュタグは、現地の言葉で見直します。 直訳したタグが実際に検索されることは、まずありません。
- 日付、通貨、単位を直します。 ユーロで考える市場に「$49」のオファーを出すと、よその国の広告に見えてしまいます。
- 現地時間で予約します。 Mydropのデータでは、アカウントの現地時間で午前0時から6時に公開した投稿は、全プラットフォームで中央値を17%下回りました。本社のお昼に合わせて投稿すると、現地の視聴者には午前3時、ということもあります。
レベル2:アクセスのある市場で調整する
既存のフォロワー数やサイトの訪問数から、上位3市場を選びます。それぞれの市場で、次を調整しましょう。
- 画像。 その市場になじむ顔ぶれ、場面、服装、季節を使います。12月に南半球へ夏の投稿を届けるのは、かんたんに効く一手です。
- 事例と参照。 現地の事例、祝日、単位に差し替えます。
- フォーマット。 動画が強い市場もあれば、カルーセルやストーリーズが強い市場もあります。視聴者が実際に使っているプラットフォームを確かめましょう。
- オファー。 現地の価格、現地の支払い方法、現地の期限に合わせます。
ブランド素材のローカライズを、散らかさない
ブランド素材のローカライズが崩れる原因は、たいていファイルの混乱です。ロゴは1つなのに、同じバナーの翻訳版が6つあり、どれが最新か誰にもわかりません。
素材ごとにマスターを1つ決めて、すべてのバリエーションのファイル名にロケールコードを付けましょう。例:spring26_hero_fr-fr_v02.png。マスターは共有フォルダ1か所に置き、バリエーションは市場ごとのフォルダに入れます。市場ごとに別々のMydropのブランドにすれば、プロフィール、素材、ボイスがそれぞれ独立します。フランスのチームが、ベトナムのチームの文章を書き換えてしまうこともありません。
1か所から運用する
ツールそのものより、いくつかの設定のほうが大切です。
| 設定 | やること |
|---|---|
| 市場ごとのブランド | プロフィール、ボイス、素材を分ける |
| ワークスペースのタイムゾーン | それぞれを市場の現地時間に設定する |
| カレンダー | 共通のビューで、空きと重なりを確認する |
| 承認 | 市場ごとの文章を、その市場の担当者に回す |
Mydropのワークスペースなら、市場ごとにメンバーとタイムゾーンを設定できます。コンテンツカレンダーでは、すべての市場を並べて確認できます。地域をまたぐタイミングについては、タイムゾーンをまたぐSNS投稿をマスターするガイドをご覧ください。
レベル3:1〜2市場で、現地発に挑む
現地発に進むのは、すでに需要が見えている市場だけです。目安は、広告費をかけなくても現地のフォロワーが増えている、その言語でメッセージが届く、ディストリビューターから現地向けのコンテンツを頼まれる、といったことです。
このレベルでは、その市場に住んでいる人を採用するか、その人にブリーフを渡します。こちらのコンセプトを訳してもらうのではなく、コンセプトごと任せましょう。ブランドボイスと承認ルールを渡したら、あとは現地のカレンダーで動いてもらいます。
市場ごとに測るもの
どの市場も、本国の市場とではなく、その市場自身の中央値と比べましょう。
| 指標 | 理由 |
|---|---|
| そのアカウントの中央値と比べたエンゲージメント | 市場の大きさが違っても、公平に比べられる |
| 月ごとのフォロワー増加 | 初期の手応えがわかる |
| 現地語での返信 | 自分たちに語りかけてもらえていると感じられている証拠になる |
レベル2の市場が2か月続けて中央値を上回ったら、レベル3の候補です。
次のステップ: 今日、上位3市場を選び、それぞれが今どのレベルにあるかを書き出しましょう。そして今月は、1つだけレベルを上げます。市場ごとに専用のブランドとタイムゾーンで運用するなら、Mydropを無料で始めましょう。














































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