ソーシャルメディア管理サービスがカバーするのは、主に次の7つです。戦略立案、コンテンツカレンダー、コピーライティング、デザインや編集、スケジューリングと投稿、コミュニティ管理、レポート。動画撮影や有料広告、インフルエンサーへの依頼、ウェブ制作などは、ほとんどの現場で別料金となります。
答えはシンプルですね。この記事では、この7つをどうパッケージにするか、料金プランごとの適正価格、そして3ヶ月後に作業範囲のことで揉めないための文言についてお話しします。
ポイント: 提供内容に必ず具体的な数字を入れましょう。プラットフォームの数、月の投稿数、修正の回数、コメントへの返信時間、レポートの頻度などです。クライアントは、皆さんのポジショニングではなく、この具体的なリストで見積もりを比較します。
7つの主な成果物
| 成果物 | 実際の内容 | 提案書に書く表現 |
|---|---|---|
| 戦略立案 | ターゲット、柱、投稿頻度、目標設定 | 戦略資料を作成し、四半期ごとに見直し |
| コンテンツカレンダー | 制作前に承認済みの日付入り計画 | 毎月25日までに翌月分のカレンダーを提出 |
| コピーライティング | キャプション、フック、ハッシュタグ、最初のコメント | 各プラットフォーム月間X投稿分を納品 |
| デザイン・編集 | 静止画、カルーセル、ショート動画の編集 | 静止画X枚、カルーセルX件、リールX本を編集 |
| 投稿 | スケジュール、各SNSに合わせた調整、最初のコメント投稿 | アカウントに予約投稿を実施 |
| コミュニティ管理 | コメントやDMへの返信 | 平日24時間以内に返信 |
| レポート | 目標に紐付いた指標と解説 | 月次PDFレポート1通+30分のミーティング |
数字が具体的に書かれていないと、後々トラブルの元になります。たとえば、時間帯や返信時間を明記しない「コミュニティ管理」は、月額1,500ドルの契約がいつの間にかフルタイムの仕事に膨れ上がる典型的なパターンです。
ほぼ含まれないもの(はっきり伝えましょう)
- 動画制作 撮影、演出、ロケなどが該当します。支給された素材の編集だけなら「制作」とは別で、価格も大きく異なります。
- 有料広告 広告キャンペーンの設定、クリエイティブ制作、最適化まで含みます。通常は別料金で、広告費の10〜20%を手数料としていただきます。
- インフルエンサー施策 キャスティング、交渉、契約、商品発送まで行います。
- 写真撮影・商品撮影
- ウェブサイト、メールマガジン、ランディングページ制作
- 緊急時対応・時間外対応
- 修正無制限 標準は2回までです。必ず「修正は2ラウンドまで」と明記してください。
対応範囲外の項目をはっきり書いておけば、複数の提案書の中でも一気にプロらしい印象を与えられます。
買い手が理解する3つのパッケージ
市場では、ほとんどのクライアントが3つのパターンのいずれかで購入を検討します。比較がしやすいと成約につながりやすいため、それに合わせたパッケージを用意しましょう。
スターター(月額500〜800ドル程度) 1プラットフォーム、月8投稿。支給素材をもとにコピーとデザインを制作します。平日のコミュニティ管理と月次レポート1回付き。地域密着型のビジネスや、事例づくりにぴったりです。
コア(月額1,200〜1,800ドル程度) 2プラットフォーム、月16投稿(支給動画から編集したカルーセルかリールを4本含む)。コンテンツカレンダーは毎月承認。平日24時間以内返信のコミュニティ管理と、月次レポート+お打ち合わせがセットです。
フル(月額2,500〜3,500ドル程度) 3プラットフォーム以上、月20投稿以上。ショート動画編集込み。DM対応も含みます。四半期ごとの戦略レビューと、競合比較付きの月次レポートをお届けします。
より幅広い価格帯や提供者別の分類については、ソーシャルメディア管理の費用の記事をご覧ください。そもそも業務範囲をどう設定すべきか迷う場合は、ソーシャルメディア管理とはで基本から解説しています。
最も利益につながるアドオン
アドオンは、すでに把握しているアカウント情報を活かせるので、利益率が高い分野です。
- 追加プラットフォーム: +月額300〜600ドル。アイデアを共有できるので、クライアントが考えるより負担は軽くなります。
- ショート動画編集: 1本あたり+75〜150ドル
- 有料広告の運用: 月額固定500〜1,500ドル、または広告費の10〜20%
- 週末のコミュニティ対応: +月額200〜400ドル
- レポートの頻度アップや、他関係者向けレポート作成: +月額150〜300ドル
- コンテンツ撮影日: 1日あたりの料金(経費は別途)
提案書には必ずアドオンを2つ入れておきましょう。驚くことに、多くのクライアントがすぐに1つは追加してくれます。
溺れずにパッケージを遂行する方法
サービスビジネスの利益率は、作業の手動度合いで決まります。次の3つのポイントを押さえれば、大部分が解決します。
承認 これは業務の中で最も見えないコストですが、請求できません。クライアントが投稿ごとにコメントできる共有カレンダーがあると、メールやスクリーンショットのやり取りよりずっと効率的です。承認ワークフローやログイン不要のクライアントポータルは、まさにそのためにあります。クライアントはアカウントを作らなくてもレビューでき、皆さんの受信箱もすっきりします。
制作 まとめて処理しましょう。AIアシストコンテンツで初稿を生成し、1ヶ月分のキャプションを一気に書いてから、自分のトーンで編集します。時間がかかるのは最初のドラフト作成であって、仕上げの調整ではありません。
レポート 手作りのレポートは、クライアントが4分でサッと目を通すだけですが、毎月結構な時間が取られます。ソーシャルメディアレポートの自動配信とホワイトラベルPDFレポート機能を使えば、その作業が丸ごとなくなり、しかもブランドイメージを保てます。
すべてのクライアントを個別のワークスペースで管理すれば、4人目、5人目とクライアントが増えても「誰かを雇わなければ」とはなりません。フリーランスのソーシャルメディアマネージャー向けの設定例を参考にしてください。
スコープの争いを防ぐ提案書の文言
開始前に書面で明記する6つのポイント:
- 対象のプラットフォームを明記する。
- 月間投稿数をフォーマット別に書く。
- 素材の提供者とその期限を決める。
- 修正ラウンドの回数を示す。
- コミュニティ管理の曜日と返信時間を定める。
- 解約の予告期間と、アカウントの引き継ぎ内容。
6番目は、つい飛ばしてしまいがちですが、後で後悔するポイントです。
次のステップ:いまの提案内容を上の表に当てはめて、各行に具体的な数字を入れてみてください。もし空欄の行があれば、それが今、無料で提供してしまっている成果物です。






























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