ソーシャルメディア運用とは、ブランドのSNSアカウントを日々運営していく仕事です。投稿の計画、制作、承認、予定公開、それへの反応への返信、そして結果の報告までを一貫して行います。
投稿は、仕事全体のごく一部にすぎません。私たちの経験では、実際の公開作業は全体の10%未満です。残りは計画、制作、承認、コミュニティ対応、そして仕事の成果を証明する作業に充てられます。
要約: ソーシャルメディア運用は、戦略、コンテンツ制作、公開、コミュニティ、レポートの5つで成り立っています。ソーシャルメディアマネージャーは、1ブランドでも複数でもこれらすべてを担当します。2つ以上のアカウントを運用したり、承認が必要なクライアントが加わると、ツールが欠かせなくなります。
仕事を構成する5つの業務
ソーシャルメディアマネージャーの仕事はすべて、次のいずれかに当てはまります。
- 戦略:ターゲットオーディエンスの設定、注力すべきプラットフォームの選定、アカウントの目標(リーチ、リード獲得、予約、サポートなど)の明確化、コンテンツテーマの決定を行います。
- コンテンツ制作:キャプションを書き、グラフィックや動画を制作・指示し、ひとつのアイデアを各プラットフォーム向けに調整します。
- 公開:カレンダーに投稿を登録してスケジュールし、適切なタイミングで正しいフォーマットを正しいプラットフォームに配信します。
- コミュニティ:コメントやDMに返信し、モデレーションを行い、本当のリードや苦情は適切な担当者に引き継ぎます。
- 測定:パフォーマンスを追跡し、翌月の計画に反映させ、クライアントや上司にレポートします。
どれかひとつでも欠けると、アカウントの成果は期待通りに上がりません。戦略がなければ忙しいだけで結果の出ないアカウントに、コミュニティ対応がなければ良い投稿をしてもエンゲージメントが続きません。
ソーシャルメディアマネージャーの典型的な1週間
3〜6アカウントを担当する方の、現実的な1週間の流れです。
| 作業 | 所要時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 計画 | 月に半日 | テーマやローンチ、日程に沿って翌月のカレンダーを作成 |
| 制作 | 週に1〜2日 | キャプションを書き、デザインを指示し、プラットフォームごとに調整 |
| 承認 | 随時 | 下書きを送り、フィードバックを追い、編集内容を反映 |
| スケジュール | 週に1〜2時間 | すべてをキューに入れ、プレビューを確認 |
| コミュニティ | 毎日30〜60分 | コメント、DM、メンションを確認して返信 |
| レポート | 月に半日 | 数字を集め、その背景にあるストーリーをまとめる |
静かに時間を奪っていくのが 承認とレポートです。どちらも他の人が絡むからです。まさにここにこそ、ツールの予算を投じる意味があります。
ソーシャルメディア運用 vs ソーシャルメディアマーケティング
この2つは混同されがちですが、別物です。
- ソーシャルメディアマーケティングは、より広範で、有料広告、インフルエンサーとの協業、キャンペーン戦略、ファネル設計までを含みます。
- ソーシャルメディア運用は、その実務そのもの。カレンダー、コンテンツ、公開、受信箱の対応、レポートを指します。
ソーシャルメディアマネージャーが投稿をブーストすることはありますが、業務の大半が広告購入や予算配分であれば、それは異なるスキルセットを持つ有料ソーシャル広告担当者の役割です。
実際に求められるスキル
成果へのインパクトが大きい順にお伝えします。
- コピーライティング:どんなプラットフォームも、動画であっても、まず「書く仕事」です。
- アナリティクスを読む力:統計学ではなく、どの数字に意味があり、どれが飾りなのかを見極める力です。詳しくは無視してもいい指標についての記事をご覧ください。
- プラットフォームへの精通:フォーマットや常識は四半期ごとに変わります。LinkedInで効果的なことがTikTokでは通用しません。
- ビジュアルのセンス:自分でデザインできなくても、何かおかしいと気づけることが大切です。
- クライアントコミュニケーション:期待値を設定し、悪いアイデアにノーと言い、結果をビジネスの言葉で伝える力です。
ソーシャルメディア運用にかかるコスト
コストは、体制によって2通りに分かれます。
- 社内で行う場合:マネージャー1名分の人件費に、デザインや動画制作のリソース、ツールの費用がかかります。ツールの費用は人件費に比べれば小さなものです。
- フリーランスやエージェンシーに依頼する場合:合意した投稿数、プラットフォーム数、レポートの頻度に応じた月額リテイナー料金がかかります。
費用を変動させる主な要素は、プラットフォーム数、コンテンツ形式(動画は画像より高額)、コミュニティ管理の範囲です。
必要なツール
1つのプラットフォームにまとめるにせよ、複数のアプリを使うにせよ、次の4つは必ずカバーする必要があります。
- 全員が見られるコンテンツカレンダー。「木曜日に何が出るの?」という質問をなくすものです。Mydropのマルチブランドカレンダーなら、複数ブランドを1つのビューで管理できます。
- 実際に使う全プラットフォームへのスケジュール投稿と公開。プレビュー機能があれば、トリミングの崩れもクライアントより先に見つけられます。
- 承認フロー:メールでスクリーンショットを送るやり取りは、多くのエージェンシーが夜遅くまで作業する原因です。ログイン不要で承認できるクライアントポータルが、それを完全に解消します。
- レポート:意味のない総数ではなく、各プラットフォームで本来重要な指標を取得し、自動でスケジュール出力できるブランドPDFが理想です。
今やAIが制作の一部も担っています。アイデア出し、キャプションのバリエーション作成、1か月分の投稿の大量生成などです。正直なところはソーシャルメディア運用でのAI活用法にまとめました。AIは下書きを速くしてくれますが、判断力の代わりにはなりません。
上手くいっているかを見極める方法
次の4つのサインを順番にチェックしてください。
- カレンダーが3週間先まで埋まっており、3日前になって慌てて埋めるということがありません。
- コメントやDMに1日以内に返信できています。
- 月次レポートが、数字が「どう変わったか」だけでなく「なぜ変わったのか」を説明しています。
- コンテンツがプラットフォームごとに最適化されており、1つのキャプションをコピー&ペーストしただけではありません。
2つ以上のアカウントを運用していて、いまだにチャットで承認作業をしているなら、それが真っ先に改善すべき点です。無料のMydropワークスペースを始めて、ブランドの今後2週間分の投稿をカレンダーに入力し、スクリーンショットの代わりにリンクをクライアントに送りましょう。






























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