ローカライズ品質スコアは、ローカライズしたすべての投稿を同じ5つのチェックで採点する0〜10点のスコアです。市場ごと、ブランドごと、月ごとに平均を出します。この数字を見れば、読者に指摘される前に、どの市場に手を入れるべきかがわかります。
TLDR: 各投稿を、2点ずつの5つのチェックで採点します。意味、トーン、ローカル適合、フォーマット、リンクの5項目です。合格ラインは8点に設定し、市場ごとに月10本をレビューして、いちばん低い市場から直していきましょう。
スコアがなければ、ローカライズの品質は「意見」でしかありません。本社は「クレームが来ていないからスペイン語の投稿は問題ない」と思い、マドリードのチームは「マニュアルみたいな文章だ」と知っている。共通の指標があれば、それが話し合える「数字」になります。
5つのチェックと、それぞれが捉えるもの
各チェックは2点満点です。問題なしなら2点、小さな問題なら1点、失敗なら0点。質問はイエスかノーで答えられる形にして、レビュアーが変わっても同じ投稿に同じ点数がつくようにしましょう。
| チェック | 質問 | よくある失敗 |
|---|---|---|
| 意味 | 原文の内容を、何も足さず、何も落とさず伝えているか? | 翻訳で主張が弱まったり、数字が変わったりする |
| トーン | この言語でブランドらしく響いているか? | カジュアルなブランドなのに堅すぎる、またはその逆 |
| ローカル適合 | 現地の読者が、その例えや日付、事例を理解できるか? | アメリカの祝日、通じないダジャレ |
| フォーマット | ハッシュタグ、改行、絵文字、文字数はプラットフォームに合っているか? | キャプションが途中で切れる、文字数上限オーバー |
| リンク | リンク、UTM、CTAは正しい現地ページを指しているか? | フランス語の投稿に英語のランディングページ |
機械翻訳がもっともよく失敗するのがローカル適合で、これは現地のレビュアーなら数秒で見つけられる項目です。逆にフォーマットは、ツールが見つけてくれる項目です。プラットフォームの上限は現実に存在します。Instagram APIは2,200文字を超えるキャプションを拒否し、Instagramは投稿とリールのハッシュタグを5個までに制限し、Xは280の重み付き文字数でカウントします。つまり、翻訳で20%長くなった文章は、公開時にエラーになることがあるのです。
合格ラインは全市場共通ではなく、市場ごとに設定する
まずは全市場で10点満点中8点をラインにしましょう。2か月たったらスコアを見て、ラインを動かします。ブランドの歴史が浅い新しい市場なら、現地チームがトーンを学ぶ間は7点でも構いません。主力市場なら9点を維持しましょう。
合格ラインは、スコアと同じシートに書き込みます。明文化された基準のほうが、書かれていない基準より守りやすいものです。
市場ごとに10本をランダムに選んでレビューする
すべてを採点する必要はありません。市場ごとに公開済みの投稿を月10本、チームが準備できないようランダムに抽出します。共有シートで、投稿リンク、市場、ブランド、5つのチェックの点数、合計、レビュアーを記録しましょう。
レビューは翻訳を担当した人ではなく、現地のネイティブレビュアーが行います。代理店やフリーランサーと仕事をしているなら、別チームの投稿を採点してもらいましょう。それでスコアが正直に保てますし、1市場あたり20分ほどで終わります。
指標はブランド別・言語別に読み解く
平均値は問題を隠してしまいます。同じデータを2つの切り口で見てみましょう。
- 市場別。 ある言語だけ6.4点で、ほかは8点以上。それは、どこか1か所の翻訳者、プロンプト、プロセスの問題です。
- チェック別。 どこでもトーンが弱いなら、ブランドボイスガイドが薄すぎます。リンクが弱いなら、公開前のステップを追加しましょう。
複数ブランドを運用しているなら、指標をブランド一貫性ダッシュボードと組み合わせて、品質と一貫性を並べて確認しましょう。
いちばん低い市場から直し、次にプロセスを変える
市場がラインを下回ったら、この順番で3つのことを行います。失敗した投稿を、失敗したチェックと一緒に差し戻す。繰り返し出ているミスを、その市場のスタイルノートに追記する。翌月にまた10本を採点し直す。
同じチェックが3か月連続で失敗するなら、人ではなくワークフローを変えましょう。禁止用語と必須用語の用語集を作る、現地の事例を入れた短いブリーフを用意する、承認前にネイティブレビューを必須にする。そんな手が有効です。
レビューのステップを公開フローに組み込む
指標が機能するのは、レビューが公開前に行われる場合だけです。Mydropなら、ブランドごとに専用のワークスペースと承認フローを設定できるので、現地のレビュアーがスケジュール前に投稿を承認できます。AIによるキャプション作成で現地語の初稿を作り、レビュアーはゼロから書くのではなく、採点して直すことに集中できます。
どの市場から翻訳するか迷っているなら、先にローカライズすべき市場を読んでから、最初の10本を採点してみましょう。
今週、10本を採点してみましょう
空のシートを開いて5つのチェックを追加し、いちばん活発な英語以外の市場から10本を採点します。合計点と、いちばん弱いチェックを書き留めましょう。その1つの数字が皆さんのベースラインです。月曜から改善を始められます。複数ブランドのローカライズ投稿を1か所で管理するなら、Mydropを無料で始めましょう。





















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