TLDR: プラットフォームが違えば、生の数字はそのまま比べられません。ゴールごとに指標を1つ選び、各プラットフォームをそのプラットフォーム自身の中央値と比べて、結果を3列の表にまとめましょう。列は「今期」「中央値」「差分」です。これなら「次の1時間はどこに使うべきか」に正直な答えが出せます。
すべてのプラットフォームを1つのグラフに詰め込んで、勝者を決める。そんなチームは少なくありません。グラフはきれいに見えますが、実態を誤って伝えてしまいます。
あるプラットフォームの「いいね」は、別のプラットフォームの「いいね」と同じではありません。オーディエンスも違えば、フィードも違い、リーチの数え方もそれぞれです。生の数字を比べると、実際に成果が出ているプラットフォームではなく、数字を多めに数えるプラットフォームが有利になってしまいます。
各プラットフォームの「普通」を知る
まずは、プラットフォームごとの典型的な範囲を把握しましょう。Mydropのデータでは、投稿あたりのエンゲージメント率の中央値は**Instagramが3.1%、TikTokが3.0%、Facebookが1.1%**でした。Instagramの投稿は、中央の半分が1.1%から6.7%の間に収まっています。
つまり、Instagramで2%なら普通、Facebookで2%なら好調です。MydropのSNSベンチマークで、詳しい表を確認できます。
同じことは自分のアカウントにも当てはまります。過去90日間の自分の中央値が、いちばん公平なものさしです。そこにはすでに、皆さんのオーディエンス、投稿フォーマット、ジャンルが反映されているからです。
ゴールごとに指標を1つ選ぶ
「ROI」は範囲が広すぎて、投稿1本では測れません。ゴールに分解して、それぞれに指標を1つずつ割り当てましょう。
| ゴール | 比較する指標 | 確認する場所 |
|---|---|---|
| 新しい人にリーチする | 投稿あたりの保存数またはシェア数 | プラットフォームのインサイト |
| トラフィックを送る | リンククリック数 | 計測用リンク |
| リードを獲得する | 返信、DM、フォーム入力 | インボックスとフォーム |
| 売上を生む | 計測用リンクまたはコード経由の注文 | ショップまたはCRM |
各プラットフォームでやりたいことに合う行を選びましょう。LinkedInはリード、Instagramはリーチ、TikTokはリーチ、ということもあるはずです。だからこそ、1つの数字で比べるべきではないのです。
グラフを10個ではなく、表を1つ作る
プラットフォームごとに1行、次の列を持つ表を作りましょう。
- 今月: 選んだ指標の値。
- 中央値: 過去90日間の典型的な値。
- 差分: 今月から中央値を引いた値(パーセント)。
差分がプラスのプラットフォームは、いつもより調子が良いということ。マイナスのプラットフォームは、一度見直しが必要です。比べているのは「基準に対する変化」であり、これこそがプラットフォームをまたいで公平に比較できる唯一の方法です。
Mydropのアナリティクスなら、プラットフォームごとのネイティブ指標と複数プロフィールのベンチマークを確認できるので、表を手作業で作らなくても中央値が読めます。クライアントや上司に共有するなら、ホワイトラベルのPDFレポートで表をそのまま共有できる形式にできます。
結果だけでなく、工数も数える
ROIにはコストの側面がありますが、ほとんどのダッシュボードはそこを無視しています。プラットフォームごとに、先月チームが費やした時間を書き出しましょう。
そして、選んだ結果を時間で割ります。「LinkedInで8時間かけて12件のリード」と「TikTokで20時間かけて30件の保存」は、「12対30」では比べられない形で比較できます。厳密な時間計測は必要ありません。1時間単位のざっくりした見積もりで、どのプラットフォームが時間に見合うリターンを返しているかが見えてきます。
2つの落とし穴に注意
投稿頻度そのものは、てこの役割を果たしません。 Mydropのデータでは、週1回未満しか投稿しないアカウントの中央値は7.0%、週7回以上投稿するアカウントは0.7%でした。これは相関関係であり、小規模なアカウントほど投稿が少なく、率が高くなる傾向があるからです。率が良く見えるからといって、投稿を減らしてはいけません。
サンプルが少ないと、数字は嘘をつきます。 今月の投稿が5本しかないプラットフォームでは、1本のヒットが平均を大きく変えてしまいます。最低でも90日間を使うか、表に「判断するには投稿が少なすぎる」と書き添えましょう。
プラットフォームごとに1文で結論を書く
表は、意思決定につながらなければ意味がありません。表の下に、プラットフォームごとに1文ずつ、わかりやすい言葉で書きましょう。「Instagramは中央値より12%上、カルーセルシリーズは継続」とか、「Facebookは中央値より20%下、打ち切る前に新しい投稿タイプを2つ試す」といった具合です。
これでレポートが正直になります。数字を飛ばして読む人でも、次に何をすべきかがわかりますし、書く側もグラフを眺めるだけで終わらせず、行動を決めざるを得ません。来月、その文を見直して、行動が数字を動かしたかどうかを確認しましょう。
今週、比較を実行する
各プラットフォームの過去90日間を集め、ゴールごとに指標を1つ選び、3列の表を埋めましょう。いちばん大きなマイナスの差分に丸をつけて、次の実験はそこに注ぎ込みます。
すべてのプラットフォームの指標とベンチマークを並べて見たいなら、Mydropで無料スタートしてアカウントを連携してください。





















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