多くのSNSレポートは「投稿の出来はどうだったか?」に答えて終わりです。でもROI監査が答えるのは、まったく別の問い。先月の投稿のうち、ビジネスで数えられる成果を生んだのはどれか? 先月のトップ10投稿、アナリティクスのエクスポート、リンクトラッカーがあれば、10分で実行できます。
TLDR: エンゲージメント上位10投稿を洗い出し、それぞれにビジネスの成果(クリック、リード、売上、予約、買い手からの返信)をひもづけて、残す・直す・やめるに仕分けます。成果のない投稿は、数字がどれだけ大きく見えてもバニティメトリクスです。
Mydropデータ、2026年9月: 55,000件以上の投稿を管理するMydropに接続されたアカウントを対象に、投稿あたりのエンゲージメント率の中央値はInstagramで3.1%、TikTokで3.0%、Facebookで1.1%でした。Instagram投稿の中間半分は1.1%から6.7%の範囲に収まっているため、2%の投稿は普通で、7%の投稿は良い日と言えます。手法と完全な表はMydropソーシャルメディアベンチマークをご覧ください。
0〜3分:10投稿をリストアップし、それぞれが起こすはずだった1つの成果を書く
アナリティクスを開いて、先月の投稿をエンゲージメント順に並べましょう。上位10件を、投稿・フォーマット・エンゲージメント率・狙った成果・実際の成果の5列でシートにコピーします。
ここで多くのチームが手を止めるのが「狙った成果」の列です。投稿には、何かを起こす意図が必要です。ページへ誘導する、メールアドレスを集める、DMのきっかけを作る、買い手に商品を見せる。マスを埋められないなら、その投稿はエンタメです。それ自体は悪くありませんが、ROIレポートに載せるべきものではありません。
強い投稿とふつうの投稿を仕分けるには、プラットフォーム自身のベンチマークを使いましょう。Mydropのデータでは、Instagramの2%はふつう、7%なら上出来な日。だから2.4%で何も生んでいない投稿を喜ぶ必要はありません。
3〜6分:各投稿をクリック・リード・売上にひもづける
次に「実際の成果」を埋めます。SNSアプリの外にある数字を、投稿ごとに1つ用意してください。
- クリック:タグ付きリンクから(すべてのリンクにUTMパラメータを、投稿グループごとに1つのキャンペーン名を)。
- リードや登録:フォームツールやCRMで、同じキャンペーンタグで絞り込みます。
- 売上や予約:買い手に「どこで知りましたか?」と聞いたもの、または投稿専用コードを使ったもの。
- 買い手からの返信:コメントやDMで、手作業で数えます。
完璧なアトリビューションを追いかけないでください。ダークソーシャルや口コミは、どうしても漏れます。目指すのは会計報告ではなく、順位づけです。
6〜8分:投稿を3つのバケツに仕分ける
この表を使って、シートを意思決定に変えましょう。
| バケツ | どんな状態か | どうするか |
|---|---|---|
| 残して繰り返す | エンゲージメントが中央値以上で、数えられる成果もある | 同じ切り口の投稿を今月あと2本作る |
| 橋を直す | エンゲージメントは高いのに成果がない | 投稿は機能したが、導線が機能していない。リンク、明確なCTA、固定コメントを足す |
| やめる・格下げする | エンゲージメントも低く成果もない | ブランドのためではなく収益のためなら、このフォーマットやテーマは作らない |
いちばん価値があるのは真ん中のバケツです。多くの人に響いたのに行動につながらなかった投稿は、コンバージョンの問題。リーチの問題より、ずっと安く直せます。
8〜10分:スライドではなく、上司への1文を書く
最後に、バケツごとに1文ずつ書きます。たとえば「トップ10のうち4本が追跡リードを生み、3本はエンゲージメントのみ、3本はやめてよい」。この1文がレポートです。求められたらシートを添付しましょう。
そして来月のカレンダーで変えるのは、1つだけ。5つも変えません。「橋を直す」に3本あったなら、そのバケツの全投稿に追跡リンクと明確な次の一歩を足す、それがその1つです。
何がバニティで、何がそうでないか
その指標のおかげで誰かの意思決定が変わるなら、それはバニティではありません。フォロワー数、いいね、インプレッションは、それ単体ではバニティです。保存、シェア、見込み客からの返信、追跡クリック、商品についてのDMは違います。どれも購入への一歩だからです。
リーチは無駄ではありません。投稿がそもそも見られたかどうかを教えてくれます。ただしリーチがROIの話に加われるのは、隣の列である成果が埋まっているときだけです。
監査を毎月10分の習慣にする
1回やれば、何かがわかります。毎月やれば、トレンドが見えます。月ごとにタブを分けた1つのシートを保ち、トップ投稿のうち数えられる成果を持つ割合を比べましょう。10本中3本から5本に増えたなら、コンテンツは売上への道に近づいています。
Mydropは、時間のかかる2つの部分を助けます。アナリティクスは連携した各プロフィールのネイティブ指標を1つの画面に集約し、ホワイトレーベルのPDFレポートに書き出せるので、トップ10リストは1分で作れます。カレンダーでは好調な投稿に「どの成果を生んだか」をメモとして残せるので、来月の計画は記憶ではなく事実から始められます。SNSレポートとパフォーマンスダッシュボードもご覧ください。
週末までに最初の監査を送ろう
選ぶのは先月分、今月分ではありません。トップ10を洗い出し、5列を埋めて、3つのバケツの文を書く。経営層に成果を示すためのより詳しい計画を知りたいなら、次は30日で上司にSNSのROIを証明する方法を読んでください。複数ブランドを1つのシートで管理するなら、マルチブランドのスコアカードがおすすめです。




















Google review
Trustpilot review