複数ブランドのキャンペーンROIを測る第一歩は、どのブランドも同じやり方でタグ付けとコスト管理をすることです。UTM命名ルールをひとつに、コストシートをひとつに、比較表をひとつに。そうすれば、パン屋さんとソフトウェアブランドを同じ行に並べても、どちらも正確に評価できます。
TLDR: UTM基準を4つの項目で書き出し、すべてのコスト(媒体費・制作費・人件費)をひとつのシートに記録します。収益は同じキャンペーンタグから集計し、ブランド同士は1ドルあたりのリターンで比較しましょう。分析を始める前に、まずタグ付けを整えてください。
よくある失敗は、計算ではありません。ブランドAがリンクにig_spring、ブランドBがInstagram-Spring-Saleとタグを付けてしまい、集計すると同じキャンペーンが2つに分かれて見えることです。ROIの精度は、ラベルの精度で決まります。
4項目のUTM基準を一度だけ書き出す
ほぼすべてのケースは4項目でカバーできます。ルールを1枚のドキュメントにまとめ、リンク作成は必ずこの方法だけにしましょう。
| 項目 | ルール | 例 |
|---|---|---|
| utm_source | プラットフォーム名、小文字 | |
| utm_medium | organic または paid |
organic |
| utm_campaign | ブランド-施策-yyyymm | acme-springlaunch-202603 |
| utm_content | フォーマットとバリエーション | carousel-a |
ブランド名はキャンペーン名の中に入れるので、フィルターひとつで集計をブランド別に分けられます。すべて小文字に統一してください。ブランドごとに項目を増やしてはいけません。
コストはひとつのシートに、同じ3列で記録する
ROIにはコストが必要ですが、コストこそ見落とされがちな部分です。全ブランド共通のシートに、キャンペーンタグ・媒体費・制作費・チーム工数という列を用意しましょう。
チーム工数は、全ブランド共通の時給単価で金額に換算します。数字がざっくりしているなら、シートにその旨を書き添えてください。ざっくりでも一貫したコストなら、ブランド間の公平な順位付けはできます。ひとつのブランドだけ正確で、他がゼロでは、比較になりません。
収益はプラットフォーム別ではなく、キャンペーンタグで集計する
アナリティクスやCRMから、utm_campaignでグループ化した収益・リード・登録数を取得します。オフラインで成約する場合は、CRMにキャンペーンタグ用の項目を用意し、営業チームに初回接触時の入力をお願いしましょう。
抜け漏れはあるものとして考えてください。ダークソーシャル経由のアクセスは、タグなしで届くことがあります。無理にキャンペーンへ割り当てず、表に「未アトリビュート」として表示すれば、見えない部分の大きさが皆さんにもわかります。
ブランド同士は1ドルあたりのリターンで、ひとつの表で比較する
全ブランド共通の列で、表をひとつ作りましょう。
- キャンペーンとブランド。
- 総コスト。
- アトリビュートされた収益またはリード。
- 1ドルあたりのリターン(またはリード単価)。
- 未アトリビュートの割合。
1ドルあたりのリターンで並べ替えます。そして「次に何をするか」の列を加えましょう。再利用・修正・一時停止・エスカレーション、のいずれかです。意思決定で終わる表は使われます。数字で終わる表は、しまわれて終わりです。
比べる相手は同じ条件で。20ドルの商品を売るブランドと、2万ドルの契約を売るブランドでは、リターンの指標を共有できません。まずは各ブランドを過去のキャンペーンと比較し、他社との比較は「質の高いリード単価」か「1ドルあたりのリターン」だけで行いましょう。
順位を信じる前に、データをチェックする
ちょっとした確認で、恥をかかずに済みます。クリック合計がプラットフォーム報告のリンククリックとおよそ10%以内で一致しているか、収益はあるのにコストがないキャンペーンはないか、同じタグが2つの表記で出ていないか。このステップの短いガイドはキャンペーン実績データの検証方法にまとめています。
キャンペーン・タグ・結果をひとつの場所にまとめる
キャンペーン、UTM、結果が別々の場所にあると、ROIの作業は毎月の面倒な雑用になってしまいます。Mydropなら、各ブランドのキャンペーンをコンテンツカレンダーで計画し、ブランドごとにワークスペースを分けて管理できます。結果はパフォーマンス分析で確認でき、クライアントレポートはブランドごとにスケジュール配信できます。スコアカードのレイアウトの出発点はエンゲージメントからROIへのスコアカードをご覧ください。ツールを比較している代理店の方は代理店ROI分析のためのキャンペーン追跡ツールも参考になります。
直近3つのキャンペーンを今日、タグ付けし直す
各ブランドの直近3キャンペーンを取り出し、UTMタグを4項目の基準に書き換えましょう。コストを共有シートに追加し、最初の比較表を作ります。半日あれば終わり、来月のレポートが、ブランドが初めて横並びになるレポートになります。計画と結果をひとつの場所にまとめたいなら、Mydropを無料で始めましょう。



















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