マルチブランドの受け渡しがうまくいかないのは、ブランドごとにルールが違ううえ、そのルールがファイルと一緒に渡らず、人の頭の中だけにあるからです。解決策は、ブランドごとに1ページのブリーフを用意すること。素材を作る前に、デザイナー、SNS担当者、承認者が同じブリーフを見て動けるようにします。
TLDR: デザインとSNSの間の受け渡しは、ブリーフ、仕様、承認者、バージョンの4つの場面でつまずきます。ブランドごとに、この4つすべてに答える短いブリーフを用意しましょう。依頼のたびに添付し、投稿をスケジュールした後ではなく受け渡しの時点でチェックします。
ブランドをまたいで繰り返される4つの失敗ポイント
ブランドがひとつなら、優秀なチームはルールを覚えていられます。5つになったら、誰も覚えきれません。同じ4つのことが、何度も繰り返し起きます。
| 失敗ポイント | 起きること | 防ぐ方法 |
|---|---|---|
| ブリーフ | デザイナーがトーンや訴求、プラットフォームを推測する | ブランドごとに項目を固定した依頼フォーム |
| 仕様 | 9:16の枠に正方形のトリミングを送ってしまう | プラットフォームごとのサイズとセーフゾーンをブリーフに明記 |
| 承認者 | 違う人の承認待ちになる、または3人が関わる | ブランドごとに承認者を1人、代理を1人決める |
| バージョン | 「Final_v3_REAL.png」がスケジュールされるべきファイルではない | ブランドごとにフォルダを1つ、承認済みは1バージョン、古いものはアーカイブ |
ここに挙げたものは、どれもクリエイティブの問題ではありません。届かなかった情報なのです。
ブランドブリーフは1ページで、一度だけ書く
ほとんどのチームにはすでにブランドガイドラインがあります。でも40ページもあって、金曜の夕方5時に開く人はいません。受け渡しに必要なのは、もっと短いものです。
ブランドごとに1ページ、次の項目を書きます。
- トーンを3つの言葉で。正しいキャプション例と、間違った例をひとつずつ添えて。
- 使っているプラットフォームと、それぞれの正確なサイズ:フィード、ストーリー、カバー。
- 禁止事項と必須事項:法的表記、ハッシュタグ、タグ、避けるべき言葉。
- 承認者と代理、それぞれの想定所要時間も。
- 最終ファイルの保管場所。
1画面に収めましょう。スクロールが必要なら、補足は誰も読まなくていい付録に分けます。
仕様は返信ではなく、依頼の中に入れる
納品後にトリミング比率を知ったデザイナーは、作業をやり直すしかありません。スケジュールの段階で知ったSNS担当者は、デザイナーを追いかけることになります。どちらも1時間を失います。
だから仕様は最初に聞きましょう。依頼フォームではプラットフォームを必須項目にして、プラットフォームを選ぶとサイズが表示されるようにします。フォームがチャットメッセージなら、依頼のたびに冒頭へ貼る短いテンプレートを使います:ブランド、プラットフォーム、サイズ、コピーの締め切り、承認者。
いちばん安上がりな受け渡しチェックは、ファイルが次に進む前にブリーフと照らし合わせて60秒見ることです。 サイズ違い、ロゴ抜け、バージョン違い。どれも1分で見つかり、承認後に見つかると高くつきます。
ブランドごとに承認者を1人、代理も1人決める
3人が承認できると、それぞれが「誰かがやるだろう」と思ってしまいます。1人が休暇中で、代理が誰も決まっていなければ、投稿はその人が戻るまで待つことになります。
ブランドごとに、承認者と代理をブリーフに書き込みましょう。ターンアラウンドも決めます。「1営業日以内」は実際のルールですが、「なるべく早く」はルールになりません。クライアントブランドなら、ログイン不要のレビューリンクを使えば、承認がメールのやり取りではなく1か所で完結します。
Mydropのクライアント承認に関するデータでは、提出から承認までの中央値は6時間で、66%が24時間以内に承認されました。
ブランドごとに承認済みフォルダを1つにして、バージョンのずれを止める
マルチブランドの作業で静かに牙をむくのが、間違ったバージョンが公開されてしまうことです。承認済みのファイルが一か所にあり、「最新」ファイルが別の場所にあると起きます。
ルールはこうです。ブランドの公開用フォルダには承認済みバージョンだけを置く。それ以外はすべて別の作業用フォルダに置く。 SNS担当者は公開用フォルダからしか取り出しません。
CanvaやGoogle Driveを使っているなら、スケジューラーと連携して、素材を投稿そのものに添付しましょう。Mydropなら、ブランドとワークスペースでクライアントごとのカレンダー、素材、承認を分けて管理でき、承認フローが指定の承認者のサインオフまで投稿を保留します。これで、誰かがファイルをダウンロードして別のアカウントに再アップロードする手間がなくなります。
週に10分の受け渡しレビューを行う
測れないものは直せません。週に一度、うまくいかなかった受け渡しを見直し、それぞれを上の4つの失敗ポイントのどれかに分類します。
3週間もすればパターンが見えてきます。いつも同じブランドが仕様を欠いているのか、いつも同じ承認者が遅いのか。直すのはその一点をブリーフで。全員に新しいルールを足すのではありません。
レビューは短く。問題のリスト、失敗ポイント別の件数、変更はひとつだけ。追うべき数字をより深く知りたいならソーシャルキャンペーンで素材の受け渡しを追跡する方法を、受け渡しの遅れが招く遅延については複数ブランドでキャンペーンの遅れを止める方法をご覧ください。
今日、最初のブランドブリーフを作ろう
いちばん受け渡しがつらいブランドを選びましょう。その1ページのブリーフを30分で書きます:トーン、サイズ、禁止事項、承認者、フォルダ。次の3件の依頼で使ってみて、回避できた修正の数を数えてください。ブランド、カレンダー、承認をひとつのワークスペースにまとめたいなら、Mydropを無料で始めて、最初のブランドを設定しましょう。





















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