複数ブランド共通のプレイブックがうまく機能するのは、短くて、何を固定し何を各ブランドが変えていいのかがはっきりしているときです。会社を守る5つのポイントを固定し、残りの5つは視聴者をよく知る現場に任せましょう。 40ページのブランド資料の残りは、チームが読まなくなるノイズでしかありません。
TLDR: 1ページにまとめましょう。固定する5つのルール(表現、ロゴの使用、承認の担当者、レポート項目、危機対応の連絡先)と、各ブランドに任せる5つの選択肢(トーン、フォーマット、リズム、返信、地域の話題)です。さらに各ブランドの実例投稿を3つ添えれば、ルールに具体像が生まれます。
すべてのブランドで共通にする5つのルール
ここは、ミスがお金や信頼の損失につながる領域です。金曜の夕方6時に、その場の判断で決めていいものではありません。
- 表現と法務上の表記。 どの約束、価格、比較表現が公開前に承認を必要とするか。
- ロゴと名称の使用。 ロゴを置ける場所、ブランド名の正確な表記、そして絶対に編集してはいけないもの。
- 承認担当者の明示。 各ブランドでイエスかノーを言える人を1名、さらに代理の人も決めておく。
- レポート項目。 同じ指標を同じ定義で測ることで、あるブランドの成果を別のブランドと比べられるようにする。
- 危機対応の連絡先。 何か問題が起きたとき、最初に誰へ連絡するか、どうやって連絡を取るか。
1文で説明できないルールは、たぶん「任せる側」のリストに入れるべきです。
各ブランドが自分で決める5つの選択肢
視聴者が違うブランドが、同じように話す必要はありません。次の項目は各チームに任せましょう。
- トーン。 フォーマル、遊び心、ドライ。形容詞の羅列ではなく、サンプル文を3つ書いて示します。
- フォーマット。 スキンケアブランドとB2Bソフトウェアブランドが、同じカルーセルとショート動画の組み合わせを持つ必要はありません。
- 投稿のリズム。 全社共通のスケジュールではなく、そのブランドの視聴者が活発な時間帯をもとに決めます。
- コミュニティへの返信。 どのくらいの速さで、どんなトーンで、何をエスカレーションするか。
- 地域の話題。 その市場でしか通じないイベント、祝日、ジョークなど。
Mydropのデータでは、カルーセルはアカウントの通常投稿より10%高い反応を示し、キャプション内のリンクは7%のコストになりました。こうした事実は初期設定の目安として役立ちますが、各ブランドは自分の視聴者で必ず検証しましょう。
1ページ、1つの表
プレイブック全体を表にまとめれば、新しいメンバーでも2分で目を通せます。
| 領域 | 固定か任せるか | 担当者 | 示すべき例 |
|---|---|---|---|
| 表現と法務 | 固定 | 法務レビュー担当 | 承認を通過した投稿 |
| ロゴと名称 | 固定 | ブランドリード | 正しい使用例と誤った使用例 |
| 承認ステップ | 固定 | ブランド承認者 | 承認メモのフォーマット |
| レポート項目 | 固定 | アナリティクス担当 | 月次の1枚レポート |
| 危機対応の連絡先 | 固定 | SNS責任者 | 連絡網 |
| トーン | 任せる | ブランドSNSリード | サンプル投稿3つ |
| フォーマットとリズム | 任せる | ブランドSNSリード | 先月のカレンダー |
| 返信 | 任せる | コミュニティマネージャー | 返信のモデル5つ |
各ブランドの実例投稿を3つ見せる
ルールだけでは無視されてしまいます。各ブランドの行の隣に、チームが自信を持って出した投稿を3つ、そしてうまくいかなかった投稿を1つリンクしましょう。人は定義よりも、実例からトーンをずっと速く学びます。
実例は四半期ごとに更新しましょう。去年の投稿が載ったままのプレイブックは、「会社が気を配るのをやめた」というメッセージになってしまいます。
固定ルールをワークフローに組み込む
PDFの中にしかないルールは、守らなくてもいいルールです。承認ステップに組み込まれたルールは違います。Mydropなら、各ブランドに専用のワークスペースとブランドプロフィールを用意し、すべての投稿を承認フローに通せます。そうすれば、指名された承認担当者が公開前に必ず確認できます。固定リストは、そのまま承認チェックリストになるわけです。
すべてのブランドが同じカレンダーに入るので、SNS責任者は「あるブランドは投稿が止まり、別のブランドは毎日投稿している」といった状況もひと目で把握できます。
プレイブックは年に2回見直す
短いミーティングで、次の3つを問いかけましょう。
- どの固定ルールが破られたか、それはルールが不明瞭だったからではないか?
- どの「任せる」選択肢が、他のブランドにも取り入れたい成果を生んだか?
- 誰も使わなかったルールはどれか? それは削除しましょう。
次のステップとして、今のブランドガイドを開き、すべてのルールに「固定」か「任せる」の印をつけてみてください。固定が10個を超えていたら、5つになるまで削りましょう。そしてMydropでブランドごとにワークスペースを立ち上げ、5つのルールを承認ステップに移してください。



















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