多言語のキャプションと字幕をいちばん速く回す方法は、各ステップに担当者を1人置き、言語ごとに人によるレビューゲートを1つ設ける6ステップのワークフローです。下書きの文字起こしと翻訳は機械が担当します。トーンと用語はネイティブスピーカーがチェックします。仕上がったファイルは、毎回同じやり方で命名し、保存し、投稿に添えます。
TLDR: 元のスクリプトを確定し、一度だけ文字起こしし、用語集を使って翻訳し、ネイティブスピーカーがレビューし、プラットフォームに合わせて焼き込むかアップロードする。そして翻訳した投稿文と一緒に公開します。用語集とレビューゲートを飛ばすと、ブランド名やジョークが台無しになる原因になります。
Mydropデータ、2026年9月: 55,000件以上の投稿を管理するMydropに接続されたアカウントを分析したところ、80文字未満のキャプションは、そのアカウントの通常の投稿より9%低い結果でした。80文字以上では、長さによる測定可能な差は見られませんでした。80文字から600文字以上のすべての区分が中央値の3%以内に収まっています。手法と完全な表はMydropソーシャルメディアベンチマークをご覧ください。
ステップ1〜3:翻訳する前に、元の素材を固めましょう
翻訳はミスまでコピーしてしまいます。原文のひとつの誤りは、すべての言語で誤りになります。
- スクリプトを確定する。 翻訳を始める前に、動画を最終版にします。あとから編集が入ると、全言語をやり直すことになります。
- 一度だけ文字起こしする。 最終版の音声からタイムスタンプ付きの文字起こしを生成し、固有名詞・数字・製品用語を1人が修正します。
- 用語集を作る。 変えてはいけない用語(ブランド名や製品名、スローガン)と、決まった形で変える用語を短くリストにします。10〜20行あれば十分です。
この用語集を、人でも機械でも、すべての翻訳者に渡しましょう。品質を左右する最大のポイントです。
ステップ4:言語ごとにレビューゲートを1つ置く
自動翻訳は速いですが、トーンは判断できません。判断が必要なところには人を置きましょう。
| チェック項目 | レビュー担当が見るポイント | 担当 |
|---|---|---|
| 意味 | 足しすぎていないか、落としていないか | ネイティブスピーカー |
| ブランド用語 | 用語集が反映されているか | ネイティブスピーカー |
| トーン | フォーマル/カジュアルの語調が市場に合っているか | ネイティブスピーカー |
| 改行とタイミング | 最大2行で、1行あたり1〜2秒で読めるか | エディター |
| 法務 | その国で表現が認められているか | 地域リード |
各言語の最初の1本はしっかりレビューしましょう。その後は3本に1本をスポットチェックし、用語集が変わったらまた全部を見直します。
ステップ5:プラットフォームごとに焼き込みかアップロードかを選ぶ
同じ動画でも、掲載する場所によって扱い方が変わります。
- TikTokとInstagram Reels: 字幕を動画に焼き込みましょう。多くの視聴者が音を消して見ており、アプリ標準のキャプション機能は言語によって挙動が違うからです。
- YouTube: 言語ごとに別の字幕ファイル(.srtなど)をアップロードしましょう。視聴者が言語を選べます。動画がインデックスされやすくなる利点もあります。
- LinkedInとFacebook: どちらでも大丈夫です。アップロードしたファイルのほうが動画は軽く、編集もしやすくなります。
アプリのインターフェースに隠れないよう、字幕テキストはセーフエリア内に収めましょう。12本も書き出す前に、まず1本をスマホで確認してください。
ステップ6:動画と一緒に投稿文も翻訳する
字幕は仕事の半分です。動画の下に添えるキャプションも揃える必要があります。私たちのデータでは、キャプションが80文字を超えるとエンゲージメントに目立った差は出ませんでした。ただ、80文字未満は中央値を9%下回っていたので、そっけない一行ではなく、各言語でちゃんとした一文を書きましょう。
ファイル名は誰でも見つけられるように付けます。たとえば campaign_video-title_lang_version です。キャンペーンごと、言語ごとに1つのフォルダにまとめ、文字起こしと用語集も同じ場所に置きましょう。これがないと、次のキャンペーンはゼロからのスタートになります。
最後の仕上げにスケジューラーが役立つ場面
ファイルができたら、時間がかかるのは、正しいバージョンを正しいアカウントに添える作業です。フランス語の動画をドイツ語のページに公開してしまってはいけません。Mydropなら、市場ごとにブランドとワークスペースを分けて運用できます。翻訳したキャプションはAIコンテンツツールで生成・下書きしてレビューに回せます。さらに各バージョンを承認フローに通せるので、公開前に地域リードが確認できます。
まずは1本の動画を2言語で回してみましょう
完成した動画を1本と、チームがレビューできる言語を1つ選びます。6ステップすべてを実行し、それぞれの所要時間を計り、どこで詰まったかをメモしましょう。そのタイミングを見れば、10言語に広げる前に、どこに人を足すべきか、どこにテンプレートを用意すべきかがわかります。
動画を翻訳する前に、翻訳キャプションを試してみたい方は、こちらの5つのキャプション・ローカライズ検証から始めてみてください。




















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