標準化できるブリーフとは、8つの固定項目を持つ短いフォームのことです。AIが手持ちの素材から導ける4項目を下書きし、チームにしかわからない4項目は人が埋めます。この役割分担なら、手戻りをぐっと減らせます。デザインツールを開く前に、抜けや穴に気づけるからです。
TLDR: 8項目のブリーフを使いましょう。AIがメッセージ、必須要素、フォーマット、ローカライズのメモを下書きします。ゴール、オーディエンス、参考投稿、締め切りは人が書きます。クリエイティブに渡す前に、すべてのブリーフを5つのチェックポイントで確認しましょう。
8つの項目と、それぞれを埋める人
多くのブリーフが失敗するのは、白紙のページか、誰も読まない6ページの資料になってしまうからです。8項目なら1画面に収まり、後から手戻りを生む判断を前もって固められます。
| # | 項目 | 記入する人 | 防げること |
|---|---|---|---|
| 1 | ゴールを1つの数値で書く | 人 | 判断できない「エンゲージメントを高める」だけのブリーフ |
| 2 | オーディエンスを1セグメントに絞る | 人 | 全員向けで誰にも刺さらない投稿 |
| 3 | たった1つのメッセージ | AIが下書き、人が承認 | 1つの投稿に3つのメッセージを詰め込むこと |
| 4 | 必須要素(ロゴ、法的表記、訴求文言、ハッシュタグ) | AIがブランドルールから抽出 | 法務チェックの後戻り |
| 5 | プラットフォームごとのフォーマットとサイズ | AIがプラットフォーム一覧から記入 | 誤った比率での素材の作り直し |
| 6 | 参考にする投稿2つ、避けたい投稿1つ | 人 | レビュー段階での好みの衝突 |
| 7 | 締め切りと承認者の明記 | 人 | 誰も対応しない承認依頼 |
| 8 | マーケットや言語ごとのメモ | AIが下書き、現地担当が確認 | 現地の切り口を外した直訳 |
項目が空欄なら、そのブリーフはクリエイティブに渡しません。このルール1つが、どんなテンプレートの工夫よりも効きます。
ゴールは感覚ではなく、数値で書く
ゴールの項目こそ、AIに推測させてはいけないところです。公開後に確認できる指標と目標を選びましょう。Mydropのデータでは、Instagram投稿のエンゲージメント率の中央値は3.1%、真ん中の半分が1.1%〜6.7%でした。つまり「3%を超える」は現実的な目標ですが、「バズる」は目標になりません。ブリーフに入れる価値のある5つの指標については、KPIブリーフのガイドで解説しています。
AIが推測できる4項目は、下書きを任せる
AIが得意なのは、すでに手元にあるテキストから導ける項目です。キャンペーンの一言説明、ブランドルール、プラットフォーム一覧を渡して、項目3・4・5・8だけを依頼しましょう。
- たった1つのメッセージ: 1文の候補を3つ出してもらい、そこから1つ選びます。長い段落は受け取らないこと。
- 必須要素: 書かれたブランドルールから引用させるのであって、作らせてはいけません。ルールが抜けていたら、そこが直すべき穴です。
- フォーマット: プラットフォーム、比率、文字数のシンプルな一覧で十分です。
- ローカルメモ: マーケットごとの初稿を出し、現地担当が編集します。そのまま公開はしません。
AIがつまずくポイントはいつも同じです。承認していない訴求を自信たっぷりに書いてしまい、オーディエンスを実際より大きく見せてしまうのです。だからこそ、項目1・2・6・7は人が担当します。
クリエイティブに渡す前の5つのチェックポイント
2分以内に終わらせましょう。できればブリーフを書いた本人以外がチェックするのが理想です。
- 皆さんに会ったことのないフリーランサーが、このページだけで正しい投稿を作れますか?
- ゴールは日付付きの数値ですか?
- メッセージはきっちり1つですか?
- すべての必須要素に出どころ(ブランドルール、法的表記)がありますか?
- 承認者と締め切りが明記されていますか?
どれか1つでも「いいえ」なら、ブリーフは差し戻しです。プロセス全体でいちばんコストの低いレビュー工程です。
まずは繰り返し行う1つのキャンペーンタイプから導入する
すべてのブリーフを一度に標準化しようとしないでください。最もよく行うキャンペーンタイプ(毎週の商品投稿、毎月のプロモなど)を選び、それだけを移行します。
- 1週目: 8項目をフォームにして、そのタイプの直近3キャンペーン分を記入します。どの項目が抜けていたかをメモしましょう。
- 2週目: 実際のブリーフで項目3・4・5・8にAIを使います。手戻りの回数を前月と比べます。
- 3週目: 次のキャンペーンタイプを追加します。共通フォーマットをチームに導入すべきか迷っているなら、チーム全体でクリエイティブブリーフを標準化すべきタイミングを読んでみてください。
ブリーフは、それが生む下書きのそばに置く
ブリーフが手戻りを防げるのは、承認者がレビュー中にそれを見ているときだけです。Mydropなら、AIコンテンツツールでブリーフから投稿を下書きし、そのまま承認機能に回せます。承認者は投稿、コメント、ブリーフの文脈を1つのワークスペースで確認でき、メールや共有ドライブを行き来する必要はありません。
今日やること: 8項目をドキュメントにコピーして、次のキャンペーン分を記入し、5つのチェックポイントを実行しましょう。複数のブランドを運営しているなら、Mydropを無料で始めて、ブリーフ、下書き、承認をまとめて管理できます。





















Google review
Trustpilot review