引き継ぎスコアカードは、ソーシャルチームの中で仕事が人から人へ渡る5つの瞬間を、それぞれ0〜2点で採点するものです。所要時間は15分。直近の投稿5件を使えば、どこから手をつけるべきかが見えてきます。目的は摩擦を見つけることであって、誰かを評価することではありません。
TLDR: 直近の投稿を5件用意します。5つの引き継ぎ(ブリーフ、下書き、フィードバック、承認、公開)それぞれについて、明確で時間通りなら2点、追加の確認が必要なら1点、失われた・遅れたなら0点をつけます。最もスコアが低い引き継ぎから直していきましょう。
5つの引き継ぎと採点のしかた
どの引き継ぎも、同じ3つの問いで判断します。明確だったか、時間通りだったか、完全だったか。
| 引き継ぎ | 2点 | 1点 | 0点 |
|---|---|---|---|
| 1. ブリーフからクリエイターへ | ゴール、プラットフォーム、日付、ブランドのトーンが1つのメッセージに揃っている | 質問が1回必要だった | 基本情報なしでクリエイターが始めてしまった |
| 2. 下書きからレビュアーへ | 文脈と締め切りを添えて下書きが届いた | レビュアーが「何を確認すればいい?」と聞いた | レビュアーが偶然見つけた |
| 3. フィードバックからクリエイターへ | 1つのリストにまとまっている | フィードバックが2か所に分かれている | コメントが食い違っている |
| 4. 承認からスケジューラーへ | 明確なOKと最終コピーが添付されている | OKだがコピーの修正が必要だった | 誰が承認したか不明 |
| 5. スケジューラーから公開投稿へ | 予定どおりに投稿された | 投稿後に小さな修正が入った | 投稿を逃した、または内容が違った |
各投稿のスコアを、投稿5件×引き継ぎ5つのグリッドに書き込みます。満点は50点です。
バラエティ豊かな投稿を選びましょう
一番ラクな投稿5件を選ぶのはやめましょう。できれば次のタイプから1件ずつ選んでください。定番の投稿、キャンペーン投稿、クライアントやステークホルダーがレビューした投稿、慌ただしく進めた投稿、複数の人が関わった投稿です。
一番役に立つのは、慌ただしく進めた投稿です。プレッシャーの中でも機能する引き継ぎこそ、残す価値があります。
グリッドは行ではなく列で読みましょう
各列を合計します。列のスコアが低ければ、その引き継ぎに構造的な問題があります。行のスコアが低いだけなら、それは1件の悪い投稿、たいていは一度きりの出来事です。
たとえば、どの投稿でもフィードバックのスコアが低いなら、問題はクリエイター側ではありません。チャット、メール、ドキュメントから同時にコメントが届くことが原因です。すべてのコメントを投稿上に集めれば、その問題は消えます。
低いスコアには改善策を1つずつ
最も低い列を選び、対応する改善策を実行しましょう。
- ブリーフ: 4行のブリーフテンプレートを使いましょう。ゴール、プラットフォーム、日付、ブランドルールへのリンク。
- 下書き: レビュー依頼には必ず締め切りを添えましょう。レビュアーがいつまでに答えればいいかわかります。
- フィードバック: クリエイターに届く前にコメントをまとめる担当者を1人決めましょう。
- 承認: 承認者には説明ではなく、最終的なキャプションとメディアを確認してもらいましょう。
- 公開: 投稿は事前にスケジュールし、公開前のプレビューチェックを加えましょう。
承認の列が最も弱いなら、承認から公開までのスコアカードで、その引き継ぎだけをさらに深掘りできます。
Mydropが「追加の確認」を減らすところ
1点のほとんどは、文脈の欠けから生まれます。Mydropなら、下書き、コメント、承認者、スケジュールが同じ投稿上に揃うので、レビュアーは1か所を開くだけで済みます。承認ワークフローを設定し、議論は投稿コメントとロールに集約。公開前には投稿プレビューで各チャンネルの見え方をチェックできます。
スピードの目安として、Mydropの2026年9月のクライアント承認に関するデータでは、提出から承認までの中央値は6時間、投稿の66%が24時間以内に承認されました。承認の列が遅れで1点や0点になりがちなら、いい目標になるはずです。
結果はチーム全員で共有しましょう
スコアカードは、全員が目にしたときに一番効果を発揮します。次のチームミーティングでグリッドを見せて、なぜその引き継ぎのスコアが低かったのかを本人たちに語ってもらいましょう。クリエイターはブリーフが遅れて届くことを、よく知っています。レビュアーは下書きが締め切りなしで届くことを、よく知っています。どちらも本当で、どちらも直せます。
トーンはあくまでプロセスに向けましょう。「フィードバックの引き継ぎは10点中4点でした」と言うのであって、「クライアントからのフィードバックはめちゃくちゃだ」とは言いません。前者は改善につながり、後者は言い訳を招きます。試す変更を1つに絞って合意し、担当者を決め、再採点の日をカレンダーに入れておけば、そのまま流れることはありません。
1か月後に再採点しましょう
改善策を実行したら、新しい投稿5件でスコアカードをもう一度行います。変えた引き継ぎの列の合計を比べてみましょう。3〜4点上がっていれば上出来です。動いていなければ、改善策が漠然としすぎていたのでしょう。担当者と締め切りを明確にしましょう。
今日、最初の採点をやってみましょう。投稿を5件引っ張ってきて、グリッドを埋め、最も低い列に丸をつける。その列が、今月の皆さんのプロジェクトです。





















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