複数のブランドでソーシャルメディアのA/Bテストを行うには、オーディエンスのタイプが共通するブランドをまとめ、ペアにし、同じ期間に同じ変数を試し、各投稿をそのアカウント自身の中央値と比べて判断します。これで、何も証明できない6つの小さなテストが、ちゃんと結果の出る1つのテストに変わります。この記事の残りでは、その運用の詳細を説明します。
TLDR: 1つのアカウントでは、テストを読み取れるほどの投稿数が集まることはほとんどありません。似たブランドを1つのセルにまとめ、バリアントを均等に振り分け、結果を各アカウント自身の中央値で標準化し、テストごとに結論を1つ出しましょう。
単一ブランドのテストが行き詰まる理由
ほとんどのブランドアカウントは、週に3〜5回投稿します。公平なテストにはバリアントごとに8〜10件の投稿が欲しいところ。1つのアカウントだと、テスト1回に1か月以上かかり、その頃には季節も変わってしまいます。
もう1つの問題はばらつきです。Mydropのデータでは、Instagram投稿の中央半分はエンゲージメント率1.1%〜6.7%に分布していました。1つのアカウントで2件の投稿を比べても、このばらつきを超えることはほぼありません。
まとめれば、両方の問題が解決します。5つのブランドが週3回投稿すれば、週に15件の投稿を振り分けられます。
テストセルを設計する
セルとは、公平に比較できるブランドのグループのことです。
| 判断項目 | ルール |
|---|---|
| セルに参加するブランド | オーディエンスのタイプとプラットフォームの構成が似ているブランド |
| バリアント | 2つ、多くても3つまで。それ以上は不可 |
| 割り当て | ブランドごとにバリアントを交互に割り当て、各ブランドが両方を試すようにする |
| 期間 | セル内のすべてのブランドで同じ日付にする |
| 固定する条件 | フォーマット、投稿枠、ハッシュタグのルール、リンクのルール |
| 測定方法 | 投稿の結果を、そのアカウントの中央値で割る |
各アカウント自身の中央値で割ることが、まとめてテストする誠実さの鍵です。エンゲージメント率7%の小さなアカウントと1%の大きなアカウントが同じテストに入れます。どちらも自分自身の平常値と比べて測るからです。Mydropのアカウント横断の数値も、同じ考え方を使っています。
地域と言語は別々のセルで実施する
サンプルサイズを満たすためだけに、マドリードのアカウントとシカゴのアカウントを同じセルに混ぜないでください。言語、文化、タイムゾーンによって、うまくいくものが変わります。地域ごとにセルを実施し、生の数値ではなく結論を比較しましょう。20以上の市場にまたがるテストについては、ローカライズ版A/Bテストの自動化をご覧ください。
すべてのテストを1つの共有カレンダーに載せる
規模が大きくなると、主な失敗は2つのチームが同じアカウントで同時に別々のことをテストしてしまうことです。セル、変数、期間を記載したテストカレンダーを1つに保ち、各テストに担当者を決めて、衝突を止められるようにしましょう。
Mydropでは、複数ブランドのカレンダーで全ブランドの予約投稿を1つの画面で確認し、バリアント投稿にラベルを付けられます。ワークスペースなら、ブランドごとのデータと権限を分けたまま、テスト担当者が全体を見渡せます。投稿ごとの結果はアナリティクスに表示され、複数プロフィールのベンチマーク表示で各アカウントを自分自身の基準値と比較できます。
規模を拡大するときにテストすべきでないもの
結果をほとんど動かさない要素にセルを使うのはやめましょう。Mydropの9月のデータでは、ハッシュタグの数がエンゲージメントの中央値を動かしたのは最大5%で、曜日は中央値の2%以内に収まっていました。セルはコストがかかるので、フォーマット、冒頭の一文、オファー、そしてCTAをテストしましょう。
テストごとに結論を1つ出す
ブランドの責任者は、12枚のグラフを求めているわけではありません。テストごとに1行の結論を出しましょう。
- 勝ったバリアントと、中央値に対する改善幅。
- 何件の投稿と何ブランドに基づく結論か。
- その結果、プレイブックの何を変えるか。
結論は共有ライブラリに保存し、新しいブランドがすでに成果の出たやり方から始められるようにしましょう。再利用できる実験ライブラリも参考にしてください。
最初のセルでぶつかる3つの問題
- 1つのブランドだけ投稿が少ない。 ブランド数ではなく投稿数で重み付けするか、各ブランドの貢献に上限を設けて、最も投稿の多いアカウントが結果を決めてしまわないようにしましょう。
- テスト中にブランドの特別イベントがある。 その投稿に印を付け、結論から除外します。
- リードが早期終了を求めてくる。 終了日は事前に合意し、期間を最後まで走らせましょう。
こうした地味で小さなルールが、まとめたテストの誠実さを保ちます。
今月、最初のセルを立ち上げよう
オーディエンスが似ている3つのブランド、1つの変数、5週間の期間を選びましょう。投稿は1つのカレンダーで予約し、最初の投稿が出る前に結論のルールを書いておきます。複数ブランドを1つのワークスペースで設定するなら、Mydropで無料で始められます。




















Google review
Trustpilot review