投稿が止まるのは、人が遅いからではありません。止まるのは、どこで待っているのかが見えないからです。「下書き完成」から「承認」までの各工程を5分だけ棚卸しすれば、どの受け渡しに何日もかかっているかがわかります。直すのはプロセス全体ではなく、その1か所だけでいいんです。
TLDR: 直近10件の投稿について、下書き・レビュー・修正の各工程にかかった時間を書き出し、いちばん長い待ち時間の工程を見つけましょう。その工程を、担当承認者の明確化、締め切りの設定、レビュー場所の一本化で改善します。
Mydropデータ、2026年9月: Mydropでクライアント承認を経た投稿では、提出から承認までの中央値は6時間で、66%が24時間以内に承認されました。手法はMydropソーシャルメディアベンチマークをご覧ください。
1分目:直近の投稿を10件選び、4つの時刻を書き出す
投稿ごとに4つの時刻を書きます。下書き完成、レビュー依頼、承認者からの最初の返信、最終承認の4つです。時刻が手元になくても、ツールや受信トレイに残っているはずです。どうしても復元できないなら、それ自体が最初の発見です。見えない待ち時間は、管理できないのですから。
10件で十分です。求めているのは統計ではなく、パターンです。
2分目:遅れを3つの待ち時間に分ける
引き算して、投稿ごとに3つの数字を出します。
| 待ち時間 | 計算方法 | 長い待ちが意味すること |
|---|---|---|
| キュー待ち | レビュー依頼から最初の返信まで | 承認者が見ていない、または優先度が低い |
| 修正待ち | 最初の返信から最終承認まで | フィードバックが曖昧、またはコメント欄で作り直しが起きている |
| 準備待ち | 下書き完成からレビュー依頼まで | 素材やリンク、第二の目を待っている |
多くのチームは、問題は承認者にあると考えます。でも実際にいちばん大きい数字は修正待ちであることが多いんです。これは承認者ではなく、ブリーフの問題です。
3分目:工程と担当者を見つける
ほとんどの投稿でいちばん長い待ち時間を探し、それが特定の承認者、特定のクライアント、特定のコンテンツ種類に集中しているかを見ます。集中していれば、具体的な対策が打てます。ばらついているなら、プロセス全体の問題で、たいていは担当の所在が曖昧なのが原因です。
4分目:現実的なベンチマークと比べる
Mydropのデータでは、クライアント承認の中央値は6時間で、3分の2が1日以内に承認されました(ただしサンプルは小規模です)。もし皆さんの中央値が3日なら、その余分な時間は承認という行為そのものの性質ではありません。通知・追跡・催促のやり方に原因があります。
5分目:いちばん長い待ちに合わせて、変えることを1つ選ぶ
工程に合った対策を選びましょう。
- キュー待ちが長い: ブランドごとに承認者を1人とバックアップを1人決め、「同日中」など返信の目安を合意します。
- 修正待ちが長い: フィードバックは特定の行や画像を指すことを必須にし、修正は2回までと決めます。
- 準備待ちが長い: 下書きを始める前に、ブリーフ・リンク・ビジュアルをそろえます。始めた後ではありません。
3つ全部を変えないでください。いちばんひどい1つを直して、2週間後にまた棚卸しをしましょう。
リマインダーを増やすより、レビュー場所を1つにすることが大事
投稿はデザインツール、キャプションはドキュメント、コメントはチャットに散らばると、承認は止まります。移動のたびに、何かを見落とす余地が生まれるからです。
Mydropなら、投稿・プレビュー・コメントがひとつにまとまります。承認者は各プラットフォームでの表示どおりに投稿を確認し、コメントし、そのまま承認できます。クライアントはログイン不要のクライアントポータルを使えるので、「OK」を伝えるためにアカウントを作る必要はありません。リマインダーを設定すれば、放置されたレビューを自動で促せます。ソーシャルメディア承認とクライアントポータルもご覧ください。
待ち時間を毎週見える化する
10件のシートを残しておき、金曜日にその週の投稿を追加します。4週間続ければ、対策が効いたかどうかが数字でわかります。対策前後の中央値を見比べるだけです。承認者にも共有しましょう。時計が見えれば、人は自然と速く動きます。
複数ステップの流れで投稿がどこに滞在するかを詳しく知りたい方は、承認負債の棚卸し:キャンペーン投稿が詰まる場所を見つけるをお読みください。催促を減らしたい方は、承認リマインダーを自動化:3ステップのナッジ・スケジュールをどうぞ。
優秀な承認者が最初の1時間でやること
短く具体的な返信が、投稿を前に進めます。「承認」か「2行目をXに変えて」なら数秒です。「もっと目立たせられる?」は、どのツールでも直せない修正待ちを生みます。承認者にひとこと伝えましょう。「変える場所と内容を教えるか、承認してください」と。
クライアントが習慣的に遅いなら、棚卸しの数字を一度送ってみましょう。中央値3日と中央値6時間を並べれば説得力のある絵になりますし、問題は催促ではなく、共有されたプロセスなんだと捉え直せます。
今日から次の10件を計測する
4つの時刻の列を用意したシンプルなシートを、今すぐ作りましょう。次の10件の投稿が動くたびに記入していきます。2週間後には、感覚ではなく証拠をもとに、どの待ちを直すべきかがわかります。





















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