UTM命名規則とは、5つのパラメータを小文字とハイフンで書く固定パターンのことで、チーム全員がそのとおりにコピーするものです。パターンこそが標準です。2人が同じリンクを作っても違う結果になるなら、まだ標準があるとは言えません。
TLDR: 常に小文字で。
utm_sourceはプラットフォーム、utm_mediumはトラフィックの種類、utm_campaignは施策、utm_contentはクリエイティブ、utm_termは有料キーワードにだけ使います。許可する値は共有リストで固定し、リンクは手作業ではなくテンプレートから作りましょう。
5つのパラメータとそれぞれのルール
| パラメータ | ルール | 例 |
|---|---|---|
| utm_source | プラットフォーム。それぞれ1つの固定名 | instagram, linkedin, tiktok |
| utm_medium | トラフィックの種類。短いリストから選ぶ | social-organic, social-paid, bio-link |
| utm_campaign | 年-月-名前をハイフンでつなぐ | 2026-10-spring-launch |
| utm_content | クリエイティブやフォーマットとバリエーション | carousel-a, video-hook-2 |
| utm_term | 有料キーワードやオーディエンス(あれば) | lookalike-1pct |
sourceとmediumが、GA4でトラフィックをチャネルに振り分ける基準になります。この2つを間違えると、残りのデータもすべて間違った場所に届いてしまいます。
被害のほとんどを防ぐ4つのルール
- 小文字のみ。 GA4はInstagramとinstagramを別々のソースとして読み取ります。
- 値の中はスペースやアンダースコアではなくハイフンを使います。スペースは
%20に変換され、レポートが読めなくなります。 - 個人情報は一切入れない。 UTMはURL、ブラウザ履歴、サーバーログに残ります。
- 自分のサイト内のリンクにはUTMを付けない。 実際の訪問元が上書きされてしまいます。
キャンペーン名のパターンは一度だけ決める
キャンペーン名は、リンクからレポート、そして財務レビューまで最も遠くまで運ばれる値です。自然に並べ替えられるパターン、たとえば年-月-名前を使いましょう。例:2026-10-spring-launch。同じキャンペーンを複数の市場で展開する場合だけ、2026-10-spring-launch-deのように地域コードを加えます。
この値はタグ付けスキーマのキャンペーンフィールドと揃えてください。投稿タグとリンクタグが同じ文字列なら、対応表なしでプラットフォームの結果とサイトの結果を結合できます。
チームがそのままコピーできるテンプレート
ベースリンクとパターンを一度書いたら、あとは空欄を埋めるだけです。
https://example.com/offer?utm_source=[platform]&utm_medium=[medium]&utm_campaign=[year-month-name]&utm_content=[creative]
sourceとmediumで許可する値をまとめた1枚のシートを用意しましょう。シートにない値を使うときは、担当者を1人決めて承認を得ます。担当者がいないと、毎月のように「とりあえず新しいmedium」が生まれてしまいます。
最初に現れる3つのミスを直す
- リンクインバイオ経由のトラフィックがorganic social扱いになる。 プロフィールリンクには
bio-linkなど専用のmediumを付けて、投稿リンクと分けましょう。独自のトラッキングができるリンクインバイオページなら簡単です。 - 人によって表記がバラバラ。 スタイルガイドを暗記させるのではなく、リンク生成ツールを1つ共有しましょう。
- リンクの使い回し。 前四半期のタグ付きリンクを今期の投稿で再利用すると、間違ったキャンペーンに成果が計上されます。キャンペーンごとにリンクを作り直してください。
すでに数値が崩れているなら、マルチブランドのUTMトラッキングがなぜ不整合になるのかで原因の特定方法を、UTMトラッキングの自動化で構築方法を解説しています。
15分の監査で標準をチェックする
GA4を開き、直近30日間のソーシャルトラフィックに絞り込んで、sourceとcampaignのリストを見てください。大文字小文字、スペル、末尾の文字だけが違う値を数えます。その1つひとつが、標準が機能しなかった箇所です。この監査を1回やるだけで、直すべき2〜3の習慣が見つかります。
例外は起きる前に文書化しておく
どのチームにも、パターンではカバーできないケースが必ず出てきます。インフルエンサーのリンク、パートナーのニュースレター、ポスターのQRコードなどです。値は今のうちに決めておきましょう。インフルエンサーの投稿はutm_medium=influencer、utm_contentにクリエイターのハンドルを入れます。QRコードはutm_medium=qr、utm_contentに設置場所(window-posterなど)を入れます。それぞれのケースを同じ1枚のシートに、リンク例を1つ添えて書いておけば、ローンチ当日の夕方5時に誰かが新しいmediumを勝手に作ることはありません。例付きの短い例外リストは、長いルールブックよりずっと守りやすく、ルールを書いた人が異動した1年後でもレポートを読みやすく保てます。
来週の投稿に適用してみる
今日、許可するsourceとmediumを1ページに書き出しましょう。そして来週のスケジュールにあるすべてのリンクをテンプレートから作り、配信前に最初の5本をGA4のリアルタイムで確認します。Mydropのカレンダーなら、スケジュールした各投稿に最終リンクが紐づくので、チームは何が公開されたかを正確に把握できます。



















Google review
Trustpilot review