グローバル素材の承認スレッドが止まってしまうのは、ローカルチームが何を変更していいのか、誰も合意していないからです。そのせいで、どんな編集もブランド違反の可能性に見えてしまい、そのたびに本社へ差し戻されます。解決策は2列のルールです。「ロックするもの」と「ローカライズして自由に変えていいもの」を分ける。 これさえあれば、ローカルの編集のほとんどはグローバル承認を必要としなくなります。
TLDR: グローバル素材ごとに、ロックする要素とローカライズできる要素を書き出しておきましょう。ローカルの編集はローカル承認者へ。ロックされた要素が変わったときだけ、グローバル責任者に回します。
Mydropデータ、2026年9月: Mydrop上でクライアント承認を経た投稿では、提出から承認までの中央値が6時間、66%が24時間以内に承認されました。方法はMydropソーシャルメディアベンチマークで解説しています。
キャプションを1つ編集しただけで、スレッド全体が止まる理由
グローバルキャンペーンの画像を思い浮かべてください。リヨンのチームがキャプションを翻訳し、オファーを差し替えます。グローバルのブランドマネージャーは、変更された投稿を見ても、ほかにどこが変わったのかわかりません。原本を求めて見比べ、質問を書いて返信します。
まったく問題のない変更なのに、3日が過ぎてしまいます。これをすべての市場、すべての投稿で繰り返すとしたらどうでしょう。
遅れの原因は、ローカルチームがダメだからでも、グローバルチームが遅いからでもありません。承認者が投稿のたびにルールを一から確認し直さなければならないことが原因です。
「ロック」「ローカライズ可」のリストを一度だけ書く
キャンペーンごと、あるいはルールがあまり変わらないならブランドごとに、1ページの表にまとめましょう。
| 要素 | ローカルチームが変更できる? | 変更を承認するのは誰 |
|---|---|---|
| ロゴ、ブランドカラー、フォント | いいえ | グローバルブランド責任者 |
| コアとなる訴求と製品名 | いいえ | グローバルブランド責任者 |
| 法的表記と開示事項 | いいえ | 法務 |
| キャプションの言語とトーン | はい | ローカル承認者 |
| 地域限定のオファー、価格表示、日付 | はい | ローカル承認者 |
| ハッシュタグとローカルタグ | はい | ローカル承認者 |
| プラットフォームに合わせた画像のトリミング | はい(セーフエリア内で) | ローカル承認者 |
短く保つことが大事です。40項目のルールは無視されます。8行なら使ってもらえます。
「誰が変えたか」ではなく「何が変わったか」で振り分ける
表ができれば、承認の振り分けは機械的に進められます。
- ローカルチームが自由に変えられる要素だけを編集した場合:ローカル承認者がOKを出し、投稿をスケジュールします。
- ローカルチームがロックされた要素に触れた場合:変更点をハイライトして、グローバル責任者に回します。
- 表に載っていないことにローカルチームが対応する必要が出た場合:一度だけ質問してもらい、その答えを新しい行として追加します。
ルール3が、表を育てるコツです。答えのない質問は、まだ書いていない行なのです。
Mydropでは、市場ごとにブランドやワークスペースを分けて、それぞれにメンバーを設定できます。ローカル承認者はローカルワークスペースに所属し、グローバル責任者は必要な場所にだけ追加します。この分け方の仕組みはワークスペースとブランドをご覧ください。承認フローは、設定した役割に沿って動きます。
グローバル素材は常に最新版を1つだけ
ローカルの編集の多くは、間違ったファイルから始まります。誰かが古いメールからロゴをダウンロードし、トリミングを調整し、グローバルチームが去年のバージョンを使ったと却下する。そんな光景です。
最新ファイルはブランドごとに1つのライブラリにまとめ、古いバージョンは引退させ、ローカルチームにはメッセージで聞くのではなくそのライブラリにアクセスしてもらいましょう。監査の手順を知りたい方は、アセットバージョン監査で、どのバージョンがまだ出回っているかの確認方法を解説しています。
1か月、2つの数字を測ってみる
ダッシュボードは必要ありません。追うのはこの2つです。
- 編集から承認までの時間(自由に変えられる要素だけを触ったローカル投稿)。当日中に収まるはずです。
- グローバルへのエスカレーション数(週ごと)。表が充実するにつれて減っていくはずです。
エスカレーションが多いままなら、表に行が足りていない可能性が高いです。編集から承認までの時間が長いままなら、ローカル承認者がボトルネックになっているので、バックアップを用意しましょう。
まずは1つのキャンペーンから
次のグローバルキャンペーンで試してみましょう。ローカルチームがファイルを開く前に、「ロック」「ローカライズ可」の表を送り、市場ごとのローカル承認者を指名します。その後、本社に差し戻された投稿がどれだけあったか振り返ってみてください。
役割ベースで承認の振り分けを任せたくなったら、Mydropを無料で試せます。最初の市場を専用のブランドとして設定してみましょう。





















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