エージェンシーではなく、ブランド側でSNSを運用しているなら、いちばんの承認ツールは、承認のゲートを別の校正アプリではなく公開カレンダーの中に置いてくれるツールです。多くの社内チームにとって、それはMydrop。レビュアーは実際に公開される投稿そのものを見て承認・却下でき、法務はアカウントを作らずリンクからチェックできます。ステータスがOKになるまで、何も公開されません。
コンプライアンスの要件がもっと重い場合(規制業界、正式な監査ログ、バージョン固定の校正など)は、ZiflowやFilestageのような専用の校正ツールがコストに見合う働きをしてくれます。下で紹介する残りの5つは、この2つの極のあいだに位置します。
要点: 承認をスケジューリングに組み込みたいブランドチームならMydrop、法務が正式な校正を求めるならZiflowかFilestage、エンタープライズの予算がすでに通っているならSprout Socialです。
対象範囲について一言。このリストは、社内の複数の関係者による承認(マーケティングマネージャー、ブランド責任者、法務、ときにはプロダクトオーナー)を想定しています。エージェンシーとしてクライアントから投稿の承認をもらう立場なら、それは別のワークフローで、勝ち筋も変わってきます。その場合はクライアントレビュー向けのおすすめ承認ツールのガイドをご覧ください。
7つのツールを比較
| ツール | 承認と公開がひとつに? | こんなチームに |
|---|---|---|
| Mydrop | はい、9プラットフォーム対応 | ブランドチーム、2〜4段階の承認 |
| Planable | はい | フィード風の見た目でレビューしたいチーム |
| Sprout Social | はい | エンタープライズ、予算が承認済み |
| Loomly | はい | 小規模チーム、シンプルな2段階承認 |
| Hootsuite | はい | すでにHootsuiteを使うエンタープライズ |
| Ziflow | いいえ(校正のみ) | 規制業界、正式な監査ログが必要 |
| Filestage | いいえ(校正のみ) | SNSに限らずあらゆる形式をレビュー |
1. Mydrop
Mydropは、承認をスケジューリングフローの中のゲートとして扱います。下書きはステータスが見える状態でコンテンツカレンダーに並び、レビュアーは実際の投稿プレビューにコメントできます。承認されるまで、投稿は公開されません。
社内チームにとって効いてくるのは、この一点です。いちばん手ごわいレビュアー(法務、役員、ブランドディレクター)は、新しいログインを使ってくれません。Mydropのレビューポータルなら、アカウントなしで承認や修正依頼ができるリンクを送れます。もともとエージェンシーのクライアント向けに作られた機能ですが、スマホからチェックする役員にもまったく同じように使えます。
向いているケース: 複数のプラットフォームに投稿していて、承認の連鎖に2〜4人が関わるマーケティングチーム。マルチブランド企業でも、ワークスペースを分ければすっきり整理できます。ブランドごとに専用のカレンダー、レビュアー、承認フローを持てます。
向いていないケース: 法務がバージョン固定のスタンプつきでISO級の校正を求めるなら、代わりにスケジューラーとZiflowを組み合わせてください。
無料で始める方法もあります。app.mydropai.com/registerからどうぞ。
2. Planable
Planableの強みはレビュー体験です。投稿がフィード風のプレビューで表示されるので、マーケター以外の人でもひと目で理解でき、予約される前に複数段階の承認を必須にできます。
向いているケース: 下書きが本物のフィードのように見えると、関係者からより良いフィードバックがもらえるチーム。
向いていないケース: アナリティクスやインボックスの機能は、総合的な運用プラットフォームより手薄です。そのため多くのチームがPlanableの隣に2つ目のツールを走らせることになり、「システムが2つ」問題がぶり返してしまいます。
3. Sprout Social
Sproutには、しっかりした多段階の承認ワークフロー、外部承認者向けのリンク、大規模チームが求める監査の可視性がそろっています。それらが、総合的なエンタープライズスイートに包まれている形です。
向いているケース: 承認に加えて、ソーシャルリスニング、カスタマーケア、高度なレポートまでをひとつの契約でまとめたいエンタープライズ。
向いていないケース: 価格です。週に1回ボタンを押すだけの人まで承認の連鎖に含めると、席数あたりのコストが一気にふくらみます。たまにしかレビューしない人に満額の席を払うのは、私たちがいちばんよく聞く予算の悩みです。
4. Loomly
Loomlyは、下書き→レビュー→承認というわかりやすいフローを、各ステップのメール通知つきで提供します。技術に詳しくないチームにも展開しやすいツールのひとつです。
向いているケース: シンプルな連鎖の小さなブランドチーム。担当者が下書きし、マネージャーが承認したら完了、という具合です。
向いていないケース: 長い承認の連鎖や、マルチブランドのガバナンス。4人の関係者がそれぞれ意見を言う段になると、フローがごちゃついてきます。
5. Hootsuite
Hootsuiteの承認ワークフローには、このリストでいちばん深いコンプライアンス連携がついてきます(金融でよく使われる第三者アーカイブや監督ツールも含みます)。
向いているケース: すでにHootsuiteを使っていて、承認を今の運用に足したい大企業。とくに規制業界の企業に向いています。
向いていないケース: ゼロから始めるチーム。このインターフェースには15年ぶんの機能が積み重なっていて、承認の連鎖まるごとを乗せる作業は、午後ひとつで終わる話ではなく、ひとつのプロジェクトになります。
6. Ziflow
ZiflowはSNSツールではありません。エンタープライズ向けのオンライン校正ツールです。レビューの自動ルーティング、バージョン比較、決定スタンプ、そして規制業界で法務を満足させる監査ログを備えています。
向いているケース: 製薬、金融、保険、あるいは「承認」が文書化されたバージョン固定の決定を意味しなければならない、あらゆるブランド。
向いていないケース: それ以外のすべて。結局スケジューラーは別に必要ですし、承認済みの素材はそのスケジューラーで投稿として手作業で作り直さなければなりません。この受け渡しこそ、キャプションが法務のOKした内容からずれていくポイントです。
7. Filestage
FilestageはZiflowの最も近い競合です。動画、PDF、バナー、SNSの下書きなど、あらゆるファイル形式のレビューと承認を、わかりやすいレビュアーのグループと締切つきで扱えます。
向いているケース: 承認の課題がSNSより大きいブランドチーム。キャンペーン素材、パッケージ、動画をひとつの場所でレビューできます。
向いていないケース: Ziflowと同じ受け渡しコストがかかります。JPEGを承認することは、投稿を承認することではありません。キャプション、ファーストコメント、プラットフォームごとの切り抜きは、別のどこかに存在しているのです。
選び方:まずレビュアーの数、次にリスクを数える
ほぼすべてのブランドチームにとって、この決断は2つの問いで片がつきます。
投稿が公開される前に、何人のOKが必要ですか?
- 1人: ツールはほとんど要りません。LoomlyかMydropのいちばんシンプルなフローで十分です。
- 2〜4人: ここがメールとスプレッドシートの限界で、統合された承認(Mydrop、Planable、Sprout)が元を取るゾーンです。コメントは下書きに残り、ステータスはカレンダー上で見え、誰もSlackで承認を追いかけずに済みます。
- 法務を含む5人以上: リスクの高いキャンペーンには正式な校正レイヤー(Ziflow、Filestage)を、日々の投稿には統合された承認を、と考えてみてください。ほとんどのコンテンツに重いゲートは要りません。
未承認の投稿が公開されたら、何が起きますか?
正直な答えが「ちょっと恥ずかしい」程度なら、スピードを優先しましょう。レビュアーが実際に開いてくれるツールを選ぶことです。答えが「規制上のリスク」なら、監査ログを優先し、フローが多少遅くなるのは受け入れましょう。
どんな場面でも当てはめたいルールがひとつあります。公開できないシステムの中でコンテンツを承認しない。 承認ツールとスケジューラーのあいだの受け渡しは、どれも承認したバージョンと公開したバージョンがひそかにズレていく場所です。「これ誰が承認したの?」という事故の多くは、機能不足ではなく、このすき間から生まれます。
決める前に、1週間のテストを
承認ツールを機能ページで評価するのはやめましょう。実際の1週間ぶんのコンテンツを用意して、候補に絞った2つのツールに通し、3つのことを観察してみてください。投稿が下書きから承認まで何時間かかるか、いちばん腰の重い関係者が追いかけられずに本当にレビューしたか、そして公開された投稿が承認したバージョンとぴったり一致したか。
そのテストにMydropを入れたいなら、無料で始めて、来週ぶんのカレンダーを作り、ブランド責任者にレビューリンクを1本送ってみてください。承認の連鎖が短くなったかどうか、金曜日にはわかります。
































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